IRuby notebook を Macに入れようとしてハマった。(入りました)

基本的にIRubyのREADMEに書いてあるとおりでいいのだけど、rubyのバージョンや依存するツールなどでハマった。
とりあえず以下の手順で上手く行った。IRuby notebookとは何かとか、使い方とかはまだよくわからないので触れない。*1 iruby 0.2.8を入れた時の話です。
github.com

1. Anacondaを入れる

AnacondaはPythonの実行環境の一つ。科学計算向けのPythonライブラリやJupyter notebookが一緒に入ってくれる。
これがないとIRuby noteboookも動かないので入れる。
普通にインストーラを使って入れればOK。インストーラGUI版とコマンド版があるけどどっちでも良い。Pyhton3のものを入れること。*2

2. rubyは2.1.5 (ruby 2.2.2だとrbczmqのインストールでエラー。)
$ ruby -v
ruby 2.1.5p273 (2014-11-13 revision 48405) [x86_64-darwin14.0]
3. 以下のコマンドで依存ツールや依存ライブラリを入れる
#ここをやらないと rbczmq のインストールでエラー。
$ brew install libtool autoconf automake autogen 

$ gem install rbczmq
$ gem install iruby

gem install rbczmq の代わりに brew install zeromq して gem install ffi-rzmq すればOKという情報もあったけど上手く動かなかった。(インストールは成功するものの、起動後にKernel Rebootを繰り返す)

4. rbenvを使っていたので rehashしてirubyコマンドにパスを通す
$ rbenv rehash
5.起動
$ iruby notebook

これでJupyter notebookの画面がブラウザで開く。右上の「new」のメニューから「Ruby 2.1.5」を選ぶとノートブックが開き、rubyのコードを編集・実行できるようになる。

6.終了

iruby notebook コマンドを実行したコンソール(いろいろログが出ていると思う)でCtrl+Cを押すと

Shutdown this notebook server (y/[n])?

と出るので、yを押すと終了する。ブラウザは普通に閉じれば良い。


ググってもインストールでハマった情報がなかったので苦労した。つらい。インストール方法は割としょっちゅう変わっている模様。
同じようにつらい思いをした人は参考にしてね。

*1:上手く行った話はググればいくらでも出てくるしね

*2:余談だがAnacondaを入れるとconda というパッケージ管理コマンドが入るのだけど、これがrbenvとBundlerを合わせたような感じでなかなか便利そうだなと思った。Python使わないので利用する機会は多分ないけど。